Global Press2021年3月20日読了時間: 3分板坂真希:ミャンマー、SNSで広がる“静かな”抵抗「クーデター」という言葉が国内で使われない理由スマホには赤いプロフィルが並ぶ=2月2日 2月1日、ミャンマー国軍は昨年11月の総選挙で不正があったとして、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相とウィン・ミン大統領を拘束した。日本を含む各国のマスコミは一様に「ミャンマーでクーデターが起きた」と報じ、世界中から批判が相次い...
Global Press2020年10月10日読了時間: 5分板坂真季:体内からとめどなく伸びる生の触手。自身の内面に向き合うソーユーヌエの世界(キャプション:写真:ソーユーヌエ近影 著者撮影) 光沢ある白い磁器が形造る蛇や肉片、ミャンマー土着の龍の女神ナーガ。彼女の作品に繰り返し現れるこれらのモチーフはいつも破損し、内部をさらけ出している。そして傷口からは突き出る棘のように、侵略を目論む触手のように、または欠損を...
Global Press2020年3月1日読了時間: 6分板坂真季:裸体画の歴史は繰り返す。ミャンマーLGBTアートの最前線 リッチー・テット写真:リッチー・テット近影 著者撮影 明るくポップな色彩をまとうアクリル画たち。ギャラリーの白い壁に額縁からあふれ出すブルーの草原。小洒落たカフェのような空間だが、これがただのポップアートの展覧会でないことは、ほとんどの作品に描かれているペニスでわかる。リッチー・テットの初...
Global Press2019年8月15日読了時間: 3分【世界から】ミャンマー、「おっぱいパゴダ」の正しい色とは?ミャンマーのザガインにある「カウンムードー・パゴダ」は、その形から日本人観光客に「おっぱいパゴダ」の名で知られている。このパゴダの色をめぐり、ちょっとした騒動が起こった。 ▼仏塔の町 ミャンマーのほぼ中央に位置する同国第2の都市・マンダレー。その郊外に位置するザガインは、1...
Global Press2019年1月15日読了時間: 9分パオ族の正装はなぜ「頭にバスタオル」? 民族衣装の謎を追えパオ族の正装は「頭にバスタオル」 ミャンマーは130以上の少数民族がいる国。その東部に住む少数民族パオ族は、ミャンマーに1000年ほど前から住んでいるといわれ、人口は250万人ほど。比較的規模が大きい民族といえます。そのパオ族ですが、どうして彼らは正装すべき場面で頭にバスタ...
Global Press2018年4月10日読了時間: 3分【世界から】赤い墓標 日本人を手厚くまつるミャンマーの人たち初めて訪れた人は、一目見てぎょっとするに違いない。ミャンマー南部、マレー半島の付け根に位置する港町ベイ。港から車で5分ほど内陸へ走ったあたりにある日本人墓地に並ぶすべての墓石が赤く塗られているからだ。 ▽没年の多くは戦前...