いつも在外ジャーナリスト協会(Global Press)発行のGP会報をご一読いただきありがとうございます。
今回は、会員が手掛けた書籍のご紹介をいたします。
<共著>
本著紹介:
各国のリーダーを「新型コロナウイルス」というフィルターを通して見つめ続けてきた記録をまとめたのが、この「コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿」(光文社新書)だ。
新型コロナ感染症の大流行という前代未聞の危機に直面した時、リーダーは何を言い、どのように行動したのか。そして国民はそれをどう受け止めたのか。英国のジョンソン首相、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルケル首相、ベルギーのウィルメス首相(現副首相)、スウェーデンのロベーン首相、米国のトランプ大統領(元)、ニュージーランドのアーダーン首相の7人を取り上げた。
執筆を手がけたのは在外ジャーナリスト協会所属の冨久岡ナヲ(英国)や、クローディアー真理(ニュージーランド)のほか、海外に拠点を置く5人のジャーナリスト/ライターだ。在住歴が長い彼女たちは一市民としての視点で、コロナと闘うリーダーを捉え、書き綴っている。日本では報道されなかった各国の状況やリーダーたちの素顔が見えてくる。
コロナ危機の中、市民を団結させるも分断も煽るも、政策の良し悪しや施行のタイミングばかりではない。リーダーの性格や裁量も大きく影響するようだ。コロナ禍のリーダーたるものは、国民についていこう」と思ってもらえるだけのリーダーシップ力とコミュニケーション力、そして国民の心の痛みを自分のものとして感じられる共感力を持ち合わせているべきと考えられるようになっている。
さて、7人のリーダーたちのうち、通信簿の成績が一番いいのは誰だろうか。政治家には一元的な評価基準はないのかもしれない。自らの住む国のリーダーに思いを馳せながら、読んでみていただきたい。
<翻訳>
岩下慶一:「自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくるーーー マインドフルネスと心理療法ACTで人生が変わる(単行本)」(筑摩書店)
岩下からのコメント:
精神医学の分野で注目を集めている認知行動療法の一種、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)について、ラス・ハリスが一般向けに書き下ろした本のシリーズ3冊目を、拙訳にて世に出すことができました。おかげさまで同シリーズはベストセラーとなり、シリーズ一冊目は3万部を超えるヒットとなりました。最初にラス・ハリスの著書の翻訳に携わってからすでに5年が経ちますが、ここまで深く関わることになるとは思ってもいませんでした。ご興味のある方は是非ご一読ください。
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